家だと同居している人の生活音や雑音があってどうしても勉強できず、気分転換をするためにカフェを利用している方は多くいらっしゃいます。
そういう自分自身も勉強をするときは、よくカフェのお世話になってます!
家にいるとどうしても誘惑に負けて漫画読んだりゲームしちゃうんです;;
しかし、カフェで勉強したいけれど、カフェで勉強する人に悪いイメージがあるのも事実です。
- 最初のドリンク1杯注文でずっと長時間滞在。
- 店内が混んできても、席をゆずらない。
- お店の人はカフェ勉強を迷惑に思っているんじゃないか?疑惑
上記3つがカフェ勉強に悪いイメージが持たれている理由です。
しかし、実は「店側が禁止していなければ、カフェ勉強はOK」なのです。
とは言っても、いくら店側がカフェ勉強をOKしていたとしても、滞在マナーはあります。
では、『どういうマナーに注意すればカフェに迷惑をかけることなく、集中して勉強できるのか?』をこの記事では解説していきます!
カフェごとに滞在時間制限や勉強可・不可、追加オーダー制などのルールがあります。

カフェチェーンの大手では『スターバックス』が知られています。
実際スターバックスでは、勉強していたり、ノートパソコンを開いて仕事をしている方をたくさん見かけますよね。
ではスターバックスが店内で勉強することを許可、または禁止しているのかというと、そうではありません。
スターバックスの公式サイトに以下のように『店内での勉強に関する質問』に回答しています。

「同じスターバックスでも、店舗によって……」ということですね。
お店ごとに店内でも勉強に関する対応が異なるので、どうしても不安なときは店員さんに聞くのが一番速いです。
そしてスタバ公式のお問い合わせにあるように、店舗によっては完全に店内勉強を禁止しているお店もあります。
(『店内での勉強はご遠慮します』との看板が立てられているスタバもあります)
あそこのスタバは店内勉強OKだったから、別のスタバもきっと大丈夫!ということではありません。
お店ごとのルールに従って、カフェ勉強をしましょう。
スタバ以外のタリーズ、ドトールなどのカフェも店舗ごとに店内勉強のルールは異なる。
では、スタバ以外のカフェチェーンはどういう対応をしているのか調べてみました。
結果タリーズやドトールなどのカフェチェーンでは、スタバのように公式に店内勉強について答えてはいません。
つまり可でも不可でもないのです。
となると、こちらも直接店員さんに尋ねてみるのが、最も無難でしょう。
お店によっては店内での勉強について、ルールが書かれた張り紙や看板が立てられている場合があります。
自分がカフェチェーンで見かけたことがある店舗独自の店内勉強ルールは下記の二つです。
店内2時間制
店内飲食(勉強)を利用できるのが2時間制というものです。
コロナ渦で長期滞在を防ぐ対策です。
2時間ごとに追加オーダー制
一度注文してから何時間も注文せずに店内のスペースを占拠しては、お店の売り上げに直結してしまいます。
定期的にオーダーしましょう。
正直なところ、こういう風に店内勉強のルールをハッキリ明記してもらえた方が分かりやすいですよね。
カフェの店内ルールがどうしても分からないときの対応

店内勉強の可否の明記がなく、しかし店員さんに尋ねるのも気が引けるという方もいらっしゃると思います。
この場合は一般常識で考え、対応しなくてはなりません。
長時間滞在の是非を判断する大前提として、お店側は『客の回転率が下がれば、売り上げ低下になる』ということです。
店内に席が空いてないことを理由にお店の利用を遠慮する客がいれば、それだけ利用客(売上)が減る=お店の迷惑になります。
このことを念頭に考えれば、対応判断は簡単です。
店内の長時間利用がマナー違反といったデメリットとして受け取られがちですが、お店側にとってもお客の長期滞在によるメリットがあります。
客が一人もおらず閑散としたお店より、一人でも客がいた方が賑わいがあり、通りがかった他のお客も店に入りやすくなります。
そういった場合は、お店側も長期滞在は大歓迎です。
基本的に大手カフェチェーンは店舗ごとの時間制限を告知している張り紙や看板がない限り、『店内に席が空いている場合は長時間ご利用いただけます』というのがスタンスのようです。
店内が混雑してきたら、既にどれくらいの時間、店内に滞在しているのか考えて、退店するようにしましょう。
例えばちょうど昼時になってお腹が空いたから、また追加注文するというのであれば、滞在し続けて構いません。
一般的に最初の注文から1~2時間経過していて、店内の席が9割ほど埋まり混んできたのであれば退店を考えましょう。
店内マナーを守らないことで、店内勉強が禁止になることもあります。
残念なことですが、あまりにもマナーを守らない客が多くいると、店側も売り上げに直結しているので対策を考えなくてはなりません。
ついこの前まではルールを守れば店内での勉強がOKだったのに、今日来てみたら『店内での勉強はご遠慮願います』の張り紙が張られていることもあります。
またお店側にも店内勉強に悪いイメージを持たれてしまい、今後二度と店内勉強OKに戻ることはないかもしれません。
そう言ったことにならないよう、店側のルールと一般常識の範囲内で長時間滞在での勉強を利用しましょう。
お店のルールを気にすることなく勉強できるカフェもあります。

お店に毎回確認するのも面倒という方には、勉強できるカフェもあります。
スタバなどのカフェですと数時間ごとに追加オーダーしたり、お店の込み具合を見て退店しないといけなかったり気を使わなければなりません。
しかし、何時間でも勉強OKなカフェであればゆっくり落ち着いて勉強することができます。

カフェで勉強、というよりもカフェ空間が併設された有料自習室というほうが近いです。
自習室の内装もカフェ風ラウンジからカウンター席、椅子一つごとに仕切られた個人ブースなど、気分や用途目的に合わせてスペースを使い分けることも可能です。
カフェで集中して勉強するコツ

カフェで勉強するとき、ゆっくりお茶やコーヒーを飲みつつ勉強できるのがメリットです。
そして店内に流れるBGMやカフェ独特の周囲の雑音などの『他人の気配』はカフェで勉強するときならではです。
周囲の雑音が逆に集中力を高める場合
「マウスを使った実験」で、無音の状態だとマウスは学習できず、ホワイトノイズと呼ばれる『ザー』という雑音を聞かせた状態の方が学習能力が高まったという結果が実証されています。
人間にあてはめると、その雑音はちょうどカフェでの雑音(50デジベル程度)だそうです。
(音の大きさには個人差あり)
カフェで勉強すると集中できるのは、この理論であると考えられます。
歌詞がある音楽や他人の声は、脳が無意識に処理しようとするため逆効果も
好きな歌を聴きながら勉強すると、テンションが高まってやる気がでてきたように思うかもしれません。
しかし、雑音や音楽も歌詞や会話が聞きとれるくらいハッキリしていると、人間の脳は無意識にそちらを聞き取とろうとするそうです。
人の会話も同じことが言えます。
隣の席で複数人の客が会話している内容が聞こえると、脳はそちらに向いてしまいます。
なので実質的には歌や会話の方に脳は働いて、勉強の方には働いていないかもしれません。
おすすめは自然の音のBGMや、歌詞のない無印良品のBGM
お店の他のお客が静かなのか、隣に座った方がおしゃべりだったりするのかは、誰にも分かりません。
そんな時用に川の水が流れる音や海のさざ波の音、最近は無印良品の店舗でかけられているBGMを聞けるようにするといいでしょう。
その曲をスマホ等に入れておいて、いつでも聞けるようにしておくとカフェだけでなく自宅や図書館でも活用できるでしょう。
音や音楽を目的や作業によって使い分ける
雑音が集中力を高めると上で説明しましたが、反対に雑音が集中力を下げる実験結果もでています。
『暗記』といったひたすら単語や文章を記憶する作業を行う場合は、音が全くしない無音の方が効果が高く、雑音を聞いている方が効果が低かったという検証結果がでています。
そして歌詞の分かる歌についても、単調な作業では歌詞の分かる曲を聴きながらの作業の方が、作業の飽きを軽減し効率UPするそうです。
音や音楽は、目的によって使い分けることで作業や効率UPの効果が望めるでしょう。
スマホの電源を切る、または必要最低限の機能しか使えなくなるアプリを入れる。
勉強していてもスマホが近くにあるとつい弄ってしまって、勉強に集中できないという場合も多いです。
その時はスマホの電源を切るといった対策を取ることもできますが、急な連絡が入らないとは限りません。
そしてスマホそのものが手元にないと集中できない『スマホ依存症』の場合は、スマホが見えなくなることで逆に勉強に集中できなくなることもあります。
最近は、勉強中にスマホをできるだけ触らないためのゲームアプリが開発されるようになりました。
どうしてもスマホが気になって勉強が集中できないという方は、勉強補助アプリを試してみるのをおススメします。
■おススメのスマホアプリ
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スマホを止めれば魚が育つ |
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Forest – 集中力を高める スマホに触らなければ気が育ち、さらに集中した時間ごとにもらえるコインで本物の木も植えられる。 料金:無料 iOS: App storeで見る > Android : Google Playで見る > |
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Collect (コレクト) – 作業集中アプリ 25分間スマホを操作しないとお宝GET! 途中で触ったらお宝が貰えないのでがんばるしかない。 料金:無料 iOS: App storeで見る > Android : Google Playで見る > |
まとめ | カフェが禁止していなければカフェ勉強はOK!
カフェ勉強の可否は「お店が禁止していなければ、店内での勉強はOK」です。
カフェで勉強できるかどうか、張り紙や立て看板がないときは、その店舗の店員さんに気軽に聞いてみるのが一番手っ取り早いです。
店舗ごとに対応が異なるのであれば、店員さんに聞くしか方法がないとも言えます。
それに店員さんも気軽に答えてくださいます。
全然怖くないですよ!
自分も資格勉強でよくカフェを利用しているのですが、店員さんに聞くとほとんどの場合が
『混雑してきたら退席お願いするかもしれませんが、混雑でなけれえば大丈夫ですよ』
と優しく答えてくださいます。
しかしいくら店員さんからOKを頂いても、勉強に集中していると店の混雑具合の把握が難しい時もあるでしょう。
そんなときは無理をして常に周囲に気を配る必要はありません。
せっかく勉強しているのに、集中できなければ意味がありません。
自分の場合は上でおススメしているアプリを入れて25分ごとにタイマーしていたので、25分ごとに周囲をちょっとチェックするようにしていました。
自然音を聞いていても、店内が混んでくると周囲の会話の声が大きくなって、ふと気づくこともできるでしょう。
気づいたときに退店するくらいの軽い気持ちで大丈夫です。
カフェで勉強することはマナーやルールさえ守れば、お店側も客もとても助かりますので、気兼ねなくカフェでの勉強を活用しましょう。