こんにちは、今回は「宅地建物取引士」の資格がオススメなので体験談をお伝えします。
宅地建物取引士を取得した理由
私が宅地建物取引士を取得した理由は仕事で法律にふれる機会が多かったからです。
仕事では、成年後見活動を行っていますが、被後見人等の土地や建物の財産管理や処分を家庭裁判所や関係機関、業者と協力しながら行うことがあります。
そのなかの業者の一つとして宅建業者に相談することもあります。
また、本人の身上監護において民法の知識も多少必要になります。
宅地建物取引士の資格があることを知っていましたが、本屋や図書館で問題集や参考書をみてみると、成年後見活動に役立つ内容が書かれていることに気づきました。
問題科目の権利関係のなかの民法では、成年後見制度に関する問題も出題されています。
この資格を持っていれば今の仕事にも役に立つのではないかと思い、資格取得を目指そうと思いました。
宅地建物取引士の魅力

この資格の魅力は、以前は「宅地建物取扱員」や「宅地建物取引主任者」だったのが、「宅地建物取引士」と士業となったところです。
名称が変わったところで今の時点では変化はあまりみられないようですが、今後は不動産の法律等に関する専門家として活躍することが求められていると参考書には書かれてありました。
また、法律系の資格試験を受験するのであれば、宅地建物取引士から挑戦して、合格すれば次は、行政書士や司法書士なども目指す事ができるというのがこの資格の魅力だと思います。
問題科目に民法等の法律関係の問題が重なるので勉強していたことが役立ちます。
仕事においても、宅建業者は事務所ごとに5人に1人以上の専任の宅地建物取引士を置かなければならないとされています。
もし、今後、副業や転職を考えるにもこの資格は持っていて損はないのではないかと思います。
宅建を取得できたことで成年後見活動で土地や建物の管理や処分、被後見人の身上監護について、法律の面からも理解して対応できるように。

この資格を取得できたことで、成年後見活動で土地や建物の管理や処分、被後見人の身上監護について、法律の面からも理解して対応することが少しできるようになったと思います。
被後見人の利益のために、いじわるな業者はこれまで出会ったことはありませんが、この資格を持って紹介するだけでも業者によっては牽制することもできるのではないかと思います。
また宅地建物取引士を学ぶ中で、差別や偏見から土地や建物の取引をしない状況もあることがわかりました。
何度も勉強や登録講習で講師の先生が話されていたのが印象に残っています。
また新聞等をみると、貧困問題などから土地や建物も関係があることを知ることができました。
福祉と宅地建物取引は関係性があったということが、この資格を勉強して合格してから実際に仕事を行うなかで感じることができました。
今の世の影響で入居費用が払えない、住宅ローンが支払えないという状況が各地で起きています。
そこに何らかの手伝いが私にできないだろうかと思うことがあります。
誰もが幸せに生活できるためには何が私にできるだろうかと考えています。
この資格を取得することでもっと広い視野で社会の状況を見ることができたと感じています。まだ余力があれば、行政書士や司法書士にも挑戦したいと思います。
これからこの資格を取得したいと考えている方には、宅地建物取引士と今の自分の活動や生活と関連付けてみることをおすすめします。
なぜこの資格を取得したいのかが見えてきて、それが学習する力になります。
私は誰にでもこの資格は関係しているのではないかと思います。
一度では合格できなかった私ですが、自分とこの資格の関係を振り返ることで、あきらめない力となりました。
【2016年取得】
この記事を書いた人:Oさん