構造化データとは、検索エンジンのクローラビリティが向上し、コンテンツの内容を詳しく伝えることが出来るようになります。
また、検索エンジンに伝えられる構造化データの種類は様々ですが、種類によっては検索結果画面で『リッチスニペット』として表示される場合もあります。
そのため、構造化データの必要性は現在も高まっており、企業やショップのサイトでは構造化データを実装しているサイトは少なくありません。
そして、WordPressブログにおいても、SEO強化のために構造化データの実装が、さらに求められています。
この記事では、WordPressブログに構造化データを実装すべき理由を、詳しく解説します。
- 構造化データでSEO強化をすることができる。
- WordPressブログに構造化データを実装するメリット・デメリット
- 構造化データ実装におススメのプラグイン

構造化データとは?WordPressにも実装できる?

構造化データを実装するためには、構造化データ専用のマークアップを、html内に書く必要があります。
マークアップする方法は、下記の3つがあります。
- 手書きでhtml内にマークアップしていく。
- 『構造化データ支援ツール』を使う。
- プラグインを使う
手書きでマークアップするには、構造化データのマークアップ方法について詳しく学ぶ必要があり、いざ実装となると多くの時間と労力が必要となるでしょう。
他には、Googleが提供している「構造化データ支援ツール」を使うことで、手書きより簡単にマークアップすることができます。
しかし、WordPressの場合は、構造化データのマークアップ方法を知らなくでも、プラグインを使うことで簡単に実装できます。
WordPressブログに構造化データプラグインを実装すべきメリット
WordPressブログに、構造化データを簡単に実装できる方法が『プラグイン』です。
下記が当ブログの構造化データです。
<script type="application/ld+json">{
"@context": "http://schema.org",
"@type": "Article ",
"mainEntityOfPage":{
"@type": "WebPage",
"@id": "https://webkatsudou.com/fp_keisansiki/"
},
"headline": "計算式一覧|FP2級・FP3級試験の計算式まとめ!暗記や覚え方など",
"description": "ファイナンシャルプランナー(FP)の本試験で、毎回頻出される問題で、以下のような実技計算が […]",
"image": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://webkatsudou.com/wp-content/uploads/2022/01/keisansiki.webp",
"width": "768px",
"height": "512px"
},
"datePublished": "2022-03-21T01:27:00+0900",
"dateModified": "2022-03-30T22:47:30+0900",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "tomo",
"url": ["https://webkatsudou.com/profile/","https://twitter.com/TomoWebdesign"]
},
}</script>
プラグインを使えば、上記のような難しいマークアップ知識が無くても、効率的に構造化データを実装が可能になります。
それでは、構造化データプラグインをWordPredブログに実装するメリットについて、詳しく解説していきます。
01 検索エンジンにブログの内容を詳しく伝えられる
検索エンジンは多くのサイトをクロールして、コンテンツのhtmlソースを読みます。
しかし、読んだ内容は、現在のプログラム技術では単なるテキストとしか認識できません。
そこで、検索エンジン用に構造化データをhtml内にマークアップすることで、コンテンツの内容を分類して認識することができるようになります。
構造化データ未実装 ✖ | 構造化データ実装済み〇 |
運営者Aブログ名BブログURLhttps://www.ccc~com | 運営者はAさん ブログ名はB ブログURLはhttps://www.ccc~com |
このように、構造化データを実装することで、人間がコンテンツ内容を分類して認識できるように、検索エンジンも認識できるようになります。
02 Googleに評価されやすくなる=インデックス化促進
構造化データによって、『検索エンジンがコンテンツ内容を詳しく認識できるようになる』と上で説明しました。
検索エンジンが詳しく認識できるようになると、Googleは『コンテンツをより正しく評価できる』ようになります。
これが、SEOにどのような影響を及ぼすのか?というと、ページのインデックス化に影響がでてきます。
例えば、同じ内容を書いているコンテンツが複数あるとき、テキスト文字としか認識できない記事ページよりも、コンテンツ内容を詳細に認識できている記事の方が、Googleは評価しやすいですよね。
これにより、Googleはインターネットに同じ内容の記事が複数ある場合、詳しくコンテンツ内容を認識できている記事の方を、インデックスする傾向になるというわけです。
03 構造化データの種類によってはリッチスニペット化される
構造化データの大きなメリットが、『リッチスニペット化』です。
ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果画面でコンテンツの詳細も表示してくれるようになります。

検索キーワード『遊園地』に対して、評価や場所、営業時間、そして画像といった情報が表示されることを、リッチスニペットと言います。
構造化データによって、検索エンジンが場所や営業時間等を認識できたことで、Googleがリッチスニペットとして表示できるようになります。
画像の通り、検索結果画面に表示される面積は大きくなり、画像があれば検索ユーザーがイメージしやすくなります。
表示面積が大きくなれば、検索ユーザーにクリックされる率が上がるというわけです。
04 プラグインを使えば簡単に実装できる
普通のサイトですと、専門の知識を持った人が構造化データのマークアップをする必要があります。
しかし、WordPressでしたら、マークアップの知識がなくても、プラグインを使うことで、簡単に構造化データを実装することができます。
05 プラグインならマークアップ更新・修正の手間が不要
コンテンツは内容を書いたら終わり、ではありません。
定期的にタイトルや画像、文字内容の修正・更新を行います。
そのたびに構造化データのマークアップ内容も修正するとなると、たくさんの工数や手間がかかってしまいます。
しかし、プラグインでしたらコンテンツ更新と同時に、自動で構造化データの内容も更新します。
構造化データのマークアップ更新に、時間を取られることなく修正することができるのは、大きなメリットでしょう。

WordPressに構造化データプラグインを実装するデメリット

構造化データは、SEOを強化してくれるというメリットもありますが、デメリットもあります。
デメリットもしっかり理解しておきましょう。
リッチスニペットが必ず表示されるとは限らない
メリットであげた『リッチスニペット化』ですが、必ず表示されるというわけではありません。
検索結果画面でリッチスニペットが表示されるかどうかは、Google側が判断します。
構造化データを実装しても、リッチスニペット表示されないこともあります。
必ずインデックスされるとは限らない
構造化データはSEOを強化します。
しかし、Googleがインデックスするコンテンツは、『検索ユーザーにとって有益な内容である』ということが第一前提です。
どんなに構造化データがコンテンツをSEO強化しても、元となるコンテンツ自体の文字数が少なかったり、コンテンツ内容が薄いと、インデックス化は難しくなります。
WordPressテーマによってプラグインと相性がある
WordPresはプラグインを使うことで、簡単に構造化データを実装することができます。
ですが、使っているWordPressテーマによって、導入するプラグインと相性があります。
そして、WordPressテーマとプラグインの相性は、実装してみないと分からない、ということが少なくありません。
もし、相性が悪いプラグインですと、構造化データが正確に実装できないだけでなく、Wordpressブログ自体のデザインが崩れる場合もあります。
その場合は、相性の良い別のプラグインを探す必要があります。
WordPressブログにおススメの構造化データプラグイン

WordPressブログにおススメの構造化データプラグインがこちらです。
プラグイン名: making JSON-LD

制作者:リッチー
言語:日本語
詳細:日本人の方が開発。当ブログもこちらのプラグインを使用。
ダウンロード>>
Markup (JSON-LD) structured in schema.org

制作者:Kazuya Takami
言語:日本語
詳細:日本人の方が開発。
ダウンロード>>
Schema

制作者:Hesham
言語:英語
詳細:外国の方が開発。記事系のブログにおすすめ。だが英語。
ダウンロード>>
まとめ | 構造化データはできるだけ早い実装をおススメ

検索エンジンのクローラビリティを上げ、googleからのコンテンツ評価を上げるために、構造化データの実装は必要不可欠です。
また、正しい評価を得られれば、インデックス化が促進され、検索上位表示へと繋がっていきます。
ブログへの訪問者を増やすために、出来るだけ早い構造化データの実装を目指しましょう。

