こんにちは、今回は「保育士資格」を取ったので体験談をお伝えします。
保育士なら、専門学校や専門の大学を出ていなくても受験資格があるためチャレンジ

私は最初は心理学が好きだったので、心理学の資格を取ろうと勉強していました
ですが、心理学の資格は国家資格レベルだと専門の大学を卒業しないと無理でした。
民間の心理学の資格も多数ありましたが、その資格で食べていけるとはあまり思えず、途中で考え直しました。
他の資格を考えたときに、保育士資格試験のテキストを見ると、心理学とかぶる分野もあり、また私には子供がおり、元々知っていた知識もありました。
保育士なら、専門学校や専門の大学を出ていなくても受験資格があるためチャレンジしようと思いました。
また、独学でも受かることができる国家資格だと思いました。
保育士さんで60代でも現役で働いている方も多々お見かけしていたし、私もこの年代になっても小さな子供と関わりたいと思いはじめました。
保育士は不足しているといわれており、求人を見ても保育士の募集が多数あったので、職に困ることはなさそうなことと、何歳になっても経験と知識があれば活かせると思い、取っておいてデメリットはない資格だと思います。
また最近は、幼稚園や保育園だけでなく、児童館や病院内、美容院や歯医者など子供を預かる場も増えています。
保育士の職場がどんどん広がっていることもありこれから需要も上がると感じます。
児童養護施設でも将来働きたいという夢ができたので、それに向けて資格勉強をがんばっていました。
保育士試験は6割以上で合格

私は保育士試験を2回受けて、一回目は9教科中7教科を独学で合格しました。
二回目で全科目合格、実技も通り2019 年に資格取得できました。
揃えた保育士のテキスト上、下巻、それに加えて問題集を購入しました。テキストだけ覚えても、運良く6割超えるか超えないかだと思います。
保育士試験は6割以上で合格なので、8割以上は取るつもりで毎日勉強していました。
勉強の方法は、まずテキストを軽く読み、理解します。
次に問題集をしながら覚えていきます。
初めはもちろんバツだらけですが、解説も読みながら何度もくり返し繰り返しこなしていくことで頭に入っていきます。
テキストの流し読みよりも問題の数をこなしていく方が頭に入りやすいです。
また、私は動画をたくさん活用しました。
ユーチューブで保育士試験対策のチャンネルに登録し、それを毎日聞き流していました。
家事をしながら、車を運転しながらBGMとして、くり返し同じ動画を聞き返していました。
動画の中には問題もあったり、テキストには載っていない最新の情報も流してくれるのでとてもためになりました。
動画のおかげでテキストを読み返すときに理解がまた深まりましたし、また暗記部分は自分でも読み上げて録音し聞き流したりもしました。
問題集を解くことや音読をすることをアウトプットといい、ただテキストを読む、ノートに写し取るインプットよりも効率よく早く頭に入れることができます。
テキストはあくまで参考に、メインは問題集を解いたり動画を聞いて喋ることでした。
それに加えて、保育士試験の中にはテキストや問題集に載っていない問題も当然出ます。
その中には、日本の人口や現代の法律の改正など新しい問題も出てきます。厚生労働省のホームページをチェックしたり、人口の動きや超高齢社会についても調べなければ高得点は取れない分野もあります。
保育士試験は難しいと言われていますが知ってみると深いし、自分が生きる上で役に立つ知識ばかり

実際に勉強してみて、最初はなぜ保育士試験なのに関係のない介護の問題がこんなに出るのだろうと思いました。
そのあたりで問題も落としてしまったし、勉強不足でした。
でも再度勉強してみるとこれからの自分たちにも重要な知識でしたし、子供たちのことだけでなく周りを取り巻く環境を知っておくことで、その子供や保護者の助けになることもあるのだと分かりました。
今は保育士の枠を越えて社会福祉士のテキストも買って勉強していますが、その中には年金や健康保険、障害者や高齢者などさまざまなカテゴリーの勉強があります。
それを勉強しなければ社会福祉の分野は難しいのですが、例え保育士試験が落ちてしまったとしても勉強してよかったと思える内容でした。
保育士試験を取ろうと思わなければまったく自分から知ろうともしなかったし、興味もなかったと思います。
今は、子供だけでなく障害者やお年寄りに取り巻くことに関して助言することが出来、広い世代の力になる事ができました。
最初は仕事に困らないために資格を取るという思いでしたが、今はそれを超えて、勉強を続けて更なる上を目指したいと思うようになりました。
仕事も楽しくなったし、勉強が大嫌いだった私が好きになれました。勉強がこんなに面白くなるとは夢にも思わなかったです。
保育士試験は難しいと言われていますが知ってみると深いし、自分が生きる上で役に立つ知識ばかりです。
特に過去だけでなく、これからの日本の社会資源の現状を深く理解できるようになり、私たちのこれからの課題も知ることもできます。
また、知識は年代を超えていろいろな人と関われる会話にもなります。
私は子供が好きなので子供と関わる仕事を一番にしたいとも思っていますが、今では介護など違った分野の職業にも興味を持っています。
保育士は可能性が広がる資格なのでオススメです。
この記事を書いた人:Oさん