計算式一覧|FP2級・FP3級試験の計算式まとめ!暗記や覚え方など

ファイナンシャルプランナー(FP)の本試験で毎回頻出される問題で、以下のような計算があります。

  • 6つの係数のグラフ
  • 債券の利回りの計算式
  • 株式投資指標の計算式
  • 路線価の計算式
  • 老齢基礎年金

自分もFP試験を勉強しているとき、この計算式やグラフを覚えるのに、頭がこんがらがってしまいました。

その時、計算式やグラフだけをノートにまとめたところ、過去問を解く時にすぐ確認でき、勉強中とても役立ちました。

同じように計算式が難しく困っている方がいるかなと思い、覚え方や計算式をまとめてみました。

グラフや計算式は印刷してすぐに確認できるようPDFデータをダウンロードできるようにしたので、FP2級・FP3級の資格勉強をしている方に役立ててもらえたら嬉しいです!

6つの係数|終価係数、現価係数、年金終価係数、減債基金係数、年金現価係数、資本回収係数

係数は社会の中で資金の積み立てや、ローン返済の運用計画を立てるときに使用します。
覚えるときは、各係数の頭が求めるお金の部分を示していることがほとんどなのでそこから覚えていくと、手をつけやすいです。

例)終価係数……終わりの金額を求める
例)年金原価係数……一定期間にわたって一定額を受け取るための最初(原価)の資金

終価係数

現在のお金を運用。
<終わりの金額がハテナ>

現価係数

一定期間後に目標を達成する元金
<始まり(現在)の金額がハテナ>

年金終価係数

年金みたいに一定額を積み立て。
<一定額積み立てた終わりの金額がハテナ>

減債基金係数

一定期間後に目標を達成。
<一定額を用意するための積立金がハテナ>

年金原価係数

一定額を毎年もらう為の資金
<毎年一定額をもらうための最初のお金がハテナ>

資本回収係数

手持ちの資金を一定年数で取り崩し
<お金を一定期間取り崩して毎年貰えるお金がハテナ>

公的年金等|離婚時の年金分割・老齢年金

▼離婚時の年金分割割合
第1号被保険者:自営業の人たちなど。
第2号被保険者:厚生年金や共済組合等に加入している会社員など。
第3号被保険者:2号被保険者の配偶者など。

合意分割の場合:双方の標準報酬総額×1/2

3号分割の場合:第2号被保険者の標準報酬×1/2
(婚姻期間中、第3号被保険者であった期間の年金)

▼老齢基礎年金等
65歳になったときに国から貰える年金です。

  1. 老齢基礎年金受給期間
    保険料納付期間+保険料免除期間+合算対象期間≧10年
  2. 付加年金額(1号だけが入れる年金。月額400円)
    200円×付加保険料納付月数
  3. 年金繰り上げ受給の減額率
    0.5×繰上げ請求月から65歳に達する日の前月までの月数
    (60歳まで繰り上げると年金が最大30%減)
  4. 年金繰下げ受給の増額率。60か月が繰下げの上限。
    0.7%×65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数
    (70歳まで繰り下げると年金が最大42%増)

※老齢基礎年金に「加給年金」が付く場合、

 繰上げ時=加給年金は繰り上がらない。

 繰下げ時=加給年金も一緒に繰り下がる。

(加給年金とは、厚生年金への加入期間が20年以上あり、被保険者が65歳到達時点で、被保険者に生計を維持されている65歳未満の配偶者または18歳到達年度末日までの子がいる場合に加算される年金)

社会保険

▼健康保険

  • 健康保険の保険料
    (標準報酬月額と標準賞与額)×保険料率
  • 傷病手当額
    支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額の平均÷30日×2/3
  • 出産手当金額
    支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額の平均÷30日×2/3

▼雇用保険

  • 基本手当総額
    基本手当日額×所定給付日数
    (賃金日額の50%~80%=基本手当日額)
  • 高年齢求職者給付金額
    基本手当日額の30日分または50日分に相当する額
  • 高年齢雇用継続給付金
    ・60歳以上~65歳未満の各月の賃金が60歳時点での賃金の60%以下に低下した場合の給付額
    =61%以下に低下した各月の賃金額×15%

    ・60歳以上~65歳未満の各月の賃金が61%超75%未満にに低下した場合の給付額
    =支給率は15%から一定の割合で減る。

  • 育児休業給付額
    =原則、休養開始時賃金日額の50%相当額
    (育児休業の開始から6か月までは67%相当)
  • 介護休業給付額
    =原則、休業開始時賃金日額×67%

債券の利回り|直接利回り、応募者利回り、最終利回り、所有期間利回り

利回りとは、投資額に対する利息および償還差損益の割合のことです。
債券が発行、途中購入、途中売却、償還されるうち、「どこで購入し、どこで売却しているのか?を確認すると、計算式を覚えやすいです。

直接利回り
⇒投資金額(購入価格)に対する毎年の利息収入の割合

応募者利回り
⇒債券の発行時に購入し、償還まで所有した場合

最終利回り
⇒すでに発行されている債券を時価で途中購入し、償還まで保有した場合

所有期間利回り
⇒債券の発行時に購入するか、すでに発行されている債券を時価で途中購入し、途中売却した場合。

株式投資に用いる指標|PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、配当利回り

株式投資の際に利益率や倍率などを計算するときにつかう代表的な4つです。
実際の試験問題では、頻出箇所です。

PER(株価収益率)
⇒株価が1株当たり純利益の何倍になっているか見る指標

PBR(株価純資産倍率)
⇒株価が1株あたり純資産の何倍になっているか見る指標

ROE(自己資本利益率)
⇒株価が出資したお金(自己資本=純資産)を使って、どれだけ利益を上げたのか見る指標

配当利回り
⇒投資額(株価)に対する配当金の割合

建蔽率・容積率

建蔽率・容積率は、不動産分野で出題されます。

建蔽率……敷地面積に対する建物を建てることができる面積(建設面積)

容積率……敷地面積に対する延べ床面積

路線価方式|宅地の自用地評価額、貸家建付地の評価額

「路線価」とは、道路に面している土地の1㎡あたりの評価額のことです。(国税庁)

ファイナンシャルプランナーの試験問題では、土地を相続する際に、相続税・贈与税がどれくらいになるか計算する時にこの路線価を使います。

▼路線価の計算式

宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積

アパートなど貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)

例)下記の宅地(貸家建付地)に係る路線価方式による相続税評価額はいくらか。

注1:奥行価格補正率1.00
注2:借地権割合70%
注3:借家権割合30%
注4:この宅地には宅地所有者の所有する賃貸マンションが建っており、現在満室(すべて賃貸中)となっている。
注5:その他の記載のない条件は一切考慮しないものとする。

(※路線価図の「300C」=300千円/㎡・借地権割合C)

計算方法

資料の宅地の評価額
=300,000円×1.00×300㎡×(1-70%×30%×100%)
=300,000円×300㎡×0.79
=71,100,000円

答え:71,100,000円

係数、利回り、株式指標、路線価・公的年金・社会保険をA4にまとめてPDFにしました。

係数のグラフ、利回り・株式指標・路線価・公的年金・社会保険の計算式を、勉強中すぐに確認しやすくするためにPDFにしました。

印刷しておくと、勉強中にスマホをいじらないようにしている方でもすぐに計算式を確認できます。

株式指標&路線価
ダウンロード⇒kabusiki_rosenka.pdf

6つの係数&債券利回り
ダウンロード⇒keisu_rimawari.pdf

公的年金・社会保険
ダウンロード⇒roureinenkin-1.pdf

無料の過去問サイト(解説付き)を活用して計算問題を解けるようになりましょう

計算式を覚えるためには、やはり計算問題を実際に解いてみるのが一番です。

ファイナンシャルプランナーの過去問は、書店等で過去問を集めた問題集があります。

しかしネットでも無料で過去問(解説付き)にチャレンジできるサイトがあるので、そちらも活用しましょう。

学習履歴から正答率がわかり、自分自身の苦手分野を把握することもできます。

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まとめ|特にFP2級は自力で計算できないと合格は厳しいです

FP2級 試験問題

自分がファイナンシャルプランナー3級・2級を勉強して、実際に試験をうけてみた体感は、

FP3級試験
⇒理屈(基礎)を覚えていたら、どの係数グラフか分かるので正答できる。
FP2級試験
⇒理屈(基礎)だけでなく、実際に電卓で計算して正答を導きだせないと合格できない。

というものになります。

FP3級は学科・実技共に全問マークシート式です。ある程度ぼんやりでも頭のどこかに覚えていれば、解くことができます。

しかし、FP2級の実技はマークシート方式ではなく、答えを自分で計算し数字を記入しなければならない問題が多く出題されます。

その答えを導くには計算式を覚えていなければ、答えが分かりません。

過去問で繰り返し計算問題を解いて、しっかり解けるようにしておきましょう。

下記に自分がFP2級・FP3級を受験したときの勉強方法をまとめてみましたので、よかったら参考にしてみてください。

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